西宮福祉用具体験会を開催したいと考えた理由(わけ)①

「西宮福祉用具体験会」とは発起人の澤田が呼びかけた有志の集まりです。職種はいろいろ、薬剤師さんや介護職やセラピスト、GHの管理者、フットケアセラピスト。西宮だけでなく様々な地域から、月に1回の勉強会も年1回開催される体験会の実行委員会メンバーとして月1回集まってくれています。皆自主的にです。

西宮福祉用具体験会というからには福祉用具の話ばっかりしている専門集団と思われがちですが実は違います。
 

私は常々思っていました。
①福祉用具や工夫されたものを使うことによって生活が便利になるなら介護が重篤化しないのではないか
②福祉用具を選ぶポイントについて気軽に相談できる人がいたらいいのに
③福祉用具を導入してからその後状態が変わったかどうかを確認しその後も対象の方お一人お一人の体にあっているのだろうか?と

あらがえない状況で障害が重度化するのは仕方がありません。しかしそれがケアや用具や環境によ...って助長されているなら、それはおかしいと思うのです。

でもおかしいかどうかは福祉用具ばかりを観ていてもさっぱりわかりません。福祉用具を利用する「人」へ意識を向けなければ気づくものも気づかないのです。「人」の数だけ「くらし」があります。その多種多様な「くらし」は「日常生活」や「週間」「決めごと」によってなりたちます。でも同じ職種だけが集まり職能を高めること(それはそれで必要ですが)ばかりを意識すると、多方面への関心がおろそかになり徐々に「人」が見えなくなってしまいます。

今目の前におられる方を何とかしたいと思っても、介助方法や用具だけを学んでも、「その人」や「その人のくらし」を見なければ根本的な解決にはならず、気づかないうちに助長させてしまっていることがあるのです。

マルチにこなせる人間なんて…そうみつかるわけがなく、一発解決してくれる人を見つける確率も低い…なら、地道に周囲の人たちと歩む必要がある。でも「その人」や「その人のくらし」を一緒に考えてくれる人が一人でも近くにたくさんいたらどんなに心強いことでしょう。

「その人」や「その人のくらし」両方に関心をもつためには、他職種とかかわることが一番気づかなかったことを気づけるチャンスなのです。職種や立場によって皆観察するポイントが違うのですから…。そしてそこから、自分がきづいたのなら、伝え、適切につなげること、具体的に対処することができれば、ケアや用具や環境によって助長されることは少なくなるはずです。

だからこそ多くの人に参加してもらい学びを深めてもらえたらと思うのです。そして学んだものを軸にして、「福祉用具体験会in西宮」を年1回手作り感満載で、開催しようと決めました。

(2013.10.10)